今回は、東京大学大学院理学系研究科附属植物園様にメールにて取材させていただきました!!
東京大学大学院理学系研究科附属植物園は、とても由緒ある美しい植物園です!!
お伺いした質問内容は、以下の5つです。
1, 生物多様性について学ぶ機会が少ないため、いまの若者たちにどう、生物多様性について広めていくべきか。
2, これから生物と共存していくには、どのように行動していくべきか
3, 生物多様性の保全に貢献するための具体的な方法
4, 森林伐採について
5, 東京大学大学院理学系研究科附属植物園様の特徴
5つの質問に対して、東京大学大学院理学系研究科附属植物園様はとても丁寧に対応してくださいました!ご協力、ありがとうございました!!
1,
Q:生物多様性について学ぶ機会が少なため 、今の若者たちに生物多様性についてどう広めて行くべきか
A:都市に住んでいると、生物多様性の大切さに気づく機会はほとんどありません。また、生物多様性が健全な地球環境のために重要であることを理屈で学ぶだけでは、生物多様性を守りたいという強い気持ちを持ち続けることは難しいと思います。実際の自然に身を置いて、生の生き物を手に取って触れ、生き物の不思議さ、多様な生き物が息づく環境の豊かさ、美しさに直に触れることが、そうした環境を守りたいと思う強い感情を育むのだと思います。そのような機会を教育の現場でより多く作ることが重要だと思いますし、植物園はその入り口としての役割を果たせると思います。
👉なるほど。実際に肌で自然を感じることで、自然を守らなくてはいけない、という危機感等を持つことができるのですね!
2,
Q:これから、生物と共存していくにはどのように行動すべきか
A:身近な自然についてよく知ることだと思います。街中に生えている一本の木や草も、その生き物としての特徴や個性を知れば、これまでとは全く違う愛着をもって見ることができます。友達や知り合いのことを大切に思うのと同じように、自然の中に友達や知り合いを増やしていけば、それらを失いたくないと思う気持ちが自ずと芽生えてくるはずです。
👉友達と同じように考えると、とても分かりやすいです。これから、もっと注意して植物に目を配ってみます。これらの行動から、これからはもっと上手に生物と共存していきたいです。
3,
Q:生物多様性の保全に貢献するための具体的な方法
A:生き物の素晴らしさ、面白さ、かけがえのなさを周りの人に伝えることです。そうして生物を守りたいと思う人が増えれば増えるほど、生物多様性への影響や環境への負荷が大きい開発や取り組みを減らすことができるはずです。
👉まずは私達から、SNS等も使用しながら生物の素晴らしさや面白さ等を発信していきたいと思います!!私たちの活動の、大きなヒントとなりました!
4,
Q:森林伐採について
A:日本では、森を伐採しても50年、60年も経てば外見は元どおりの森が再生します。しかし、その中に息づく草本植物、昆虫、菌類などの多様性を見ると、手付かずの森にはとても及びません。生物多様性の保全のためには、人の手が加わっていない、あるいは人の手による影響が小さい森を守ることが何より大切です。
一方、熱帯の森は一度伐採すると、日本の森のように簡単には再生しません。熱帯では植物遺体の分解が早いため、土の中に有機物があまり蓄えられていないからです。もとの森と同じバイオマスの森林が再生するのに、いったいどれだけの時間が必要でしょうか。日本に住んでいるとなかなかそのことに思いをはせるのは難しいですが、私たちの生活に深く関わっている油ヤシやゴムがこのような場所で作られています。
👉なるほど、私達の身の回りでは実感できませんが、生活の中でとても役立っているゴム等が作られている熱帯の森について、情報収集をし、理解を深めていきたいです。
5,
Q:東京大学大学院理学系研究科附属植物園様の特徴
A:全身となる徳川幕府の御薬園の時代から300年以上の歴史がある、日本最古の植物園で、現在は東京大学の研究・教育を目的とした大学附属の植物園です。日本の植物学の発展に大きく貢献してきた植物園で、精子発見のイチョウをはじめ、研究と関わりのある植物が多く展示されています。また、1980年代から小笠原諸島の絶滅危惧植物の保全活動に取り組んでおり、2019年に新しくなった公開温室で小笠原の固有植物を数多く展示しています。
👉300年以上の歴史があるのは、本当に感銘を受けました!これからも、日本の植物学の発展の貢献、よろしく御願い致します!!私たちもできることから一つずつ、今回取材から得た様々なヒントを元に活動していきます!!!
とても丁寧で分かりやすいご回答、ありがとうございました!
皆さんも、由緒ある、東京大学大学院理学系研究科附属植物園に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
東京大学大学院理学系研究科附属植物園様のホームページはこちら!