地球上の野生生物種の半分近くが生息しているといわれる熱帯林を人間が大規模に焼き払い、農園にしたり、燃料や建築用の資材として使うために伐採したりしてきた。日本でも工業地域を作るために干潟が埋め立てられている。日本国内の干潟の面積は50年の間に約40%減少した。
食料や毛皮、牙などが狙われて乱獲されているせいで絶滅したり、個体数が大幅に減ったりした種が多くいる。私たちが普段食べている魚も例外ではなく、水深の深いところにいる魚が漁のせいで減少しており、同時に人間も深いところに魚を求めるようになっているため、水産業が始まる前と比べて数が激減している。
ペットとして輸入された動物や、海外からの荷物にくっついている種子が本来の生息地とは違う場所へ持ち込まれている。このような外来種の中には、元からその地に生息していた種を食べてしまったり、農作物を荒らしてしまったりするものも珍しくない。
地球温暖化により、絶滅の淵に追い詰められている生物、生息地がなくなってしまった生物がいる。温暖化のみによって絶滅しかけているものは数少ないが、上記の要因が複合的に作用し、生物多様性の崩壊を加速させている。
皆さんは、グリーンウェイブとは何か知っていますか??
グリーンウェイブは、木を植えることをきっかけとして生物多様性について考えるための世界共通のキャンペーンです。
グリーンウェイブは誰でも参加することが出来ます!!皆さんも未来の日本のために、行動してみませんか!?
生物多様性条約事務局の呼びかけにより始まった活動であり、世界各地において、5月22日の午前10時(現地時間)「国際生物多様性の日」を中心に植樹などを行う事により、植樹される樹木が地球上の東から西へ波のように広がっていく様子を、「緑の波(グリーンウェイブ)」と表現しています。
Act1 たべよう 地元でとれたものを食べ、旬のものを味わいます。
Act2 ふれよう 生の自然を体験し、動物園・植物園などを訪ね、自然や生きものにふれます。
Act3 つたえよう 自然の素晴らしさや季節の移ろいを感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
Act5 えらぼう エコマークなどが付いた環境に優しい商品を選んで買います。
WWFは何をしている団体か知っていますか?
人と自然が調和して生きられる未来を目指して
WWFは約100カ国で活動している環境保全団体です。
WWFとは、「World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)」の略称。
地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来を目指しています。
WWFの使命と行動原則
WWFは、地球の自然環境の悪化を食い止め、人類が自然と調和して生きられる未来を築く使命を掲げ、それを実践するための7つの行動原則を定めています。
3つの使命
7つの行動原則
WWFについてもっと知りたい方はWWFのホームページへ↓
https://www.wwf.or.jp/aboutwwf/?gclid=EAIaIQobChMI7KOi_dT-6QIVBFdgCh2AjQoYEAAYASABEgK02_D_BwE
何気なく訪れる、動物園では動物の魅せ方に様々な工夫をしていることをご存じですか??
今回は、4つの展示方法について紹介していきます!
1,分類学展示
もっとも伝統的な展示方法の一つです。色々な地域に生息する同じ種類の生物をキリンはキリン舎、クマはクマ舎というようにひとまとめにして展示します。そのため、同類の動物を種の多様性を比較するのに適しています。形態的特徴に注目させて解説するため、形態的展示とも呼ばれます。
2,地理学的展示
アフリカ園、アジア園というように、野生動物の生息する地域ごとに動物を展示する方法です。同じ地域に生息する多数の生物を一つの空間にまとめて展示せれているため、分類学展示よりもよりリアルな動物の暮らしがわかります。よく見受けられるのは、キリンとシマウマ、ヌー、ダチョウなどを同一の放牧場で混同展示している例です。
3,生態的展示
2でご紹介した、地理学的展示をさらにピンポイントで示したものです。例えば、ライオンはアフリカのサバンナ、アフリカゾウはサハラ砂漠というように、野生動物をその生息地ごとに展示する方法です。現在、アメリカやヨーロッパの動物園で多く採用しているもので、比較的新しい展示方法です
これら三つの展示方法には来園者側から見た時に共通の難点があります。それは動物たちが活発に動かないことです。展示目的という観点から見ると、分類学展示は博物館的、地理学的展示は情景模型的であり、動物は動くよりも静止している方がその展示目的に適っています。
また、生態的展示はというと、自然環境を再現して展示するため、動物たちは自然に近い動きをするはずです。しかし、野生動物は四六時中動いているわけでもなく、狩りなどの必要がなければ動かないことの方が多いため、動物たちの動きよりも「佇まい」を魅せる展示方法になっています。
これらが、一般的とされた動物園の展示方法にイノベーションを起こしたものがあります。それは「行動展示」です。
4,行動展示
これは、動物の凄さ、美しさ、尊さと伝えることに特化した画期的な展示方法です。もちろん、人間が見たい行動を動物に押し付けるのではなく、本来動物たちが持っている走る、跳ぶ、泳ぐ、捕食する、といった「動く瞬間の凄さ」を来園者に見てもらうために、動物本来の動きを最大限引き出す展示方法なのです。
例えば、アザラシは本来「マリンウェイ」と呼ばれる上下に移動する動きを見せる生き物であり、それを動物園でできるようにし、来園者に見せるために考案されたのが、アクリルで作られた円柱型の水槽です。
人間の暮らしを支える源である生物多様性を保全するには、単にその場の自然環境を守るだけでなく、生物多様性の恩恵を受ける私たち社会全体で生物多様性の価値を理解し、守る行動をしていく必要があります。
「国連生物多様性の10年(United Nations Decade on Biodiversity)」とは
2010年にCOP10で採択された世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するために国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むことを定めています。
2011年〜2020年までの「生物多様性戦略計画」を生物多様性条約事務局の支援のもと、国際機関や国連加盟国など国際社会が協力して生物多様性の流動化を推進し実現すること、とされています。
愛知目標の達成を目指し、国、地方公共団体、事業者、国民及び民間の団体など国内のあらゆる人々と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取り組みを推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB―J)が2011年に設立されました。
International Union for Conservation of Nature
1948年に設立された、自然保護に関する世界最大のネットワークのことです。
・活動内容
1, 絶滅危惧種を守るため
・ツキノワグマ 3年にわたる調査
・オオルリシジミ絶滅回避のために地元の人と協力した保護活動
・フィリピンでのエコツアーを通したサシバ保護の取り組み
2. 自然で地域を元気にするため
・ニホンジカの低密度管理を目指した捕獲活動
・生物多様性を重視した農業政策を求める集いの実施
・イヌワシの生息環境の向上に向けた合宿
3.自然の守り手を増やすため
・休校期間、おうちで出来る野菜、虫の観察を子どもに推奨
・侵略的外来種のアリを「自然しらべ」を通して観察
4.壊れそうな自然を守るため
・海の生き物を守るフォーラムの実施
・砂浜ムーブメントによるビーチクリーン活動
・海洋プラスチック削減の呼びかけ
皆さんは新聞を読んでいますか??
最近は新聞を取る人が減少してきている一方で、オンラインで読める新聞が増えています。
スマートフォンをいつでも持ち歩く人が多いため、オンラインで新聞が読めるのはとても便利ですね。
そこで今回、私たちは数多くの新聞社の中で、オンラインでも記事を掲載している2社に取材依頼をしました。
横浜を拠点とする「ヨコハマNOW」と環境問題に関する幅広い内容が掲載されている「環境新聞」です!
これら2社の活動内容や歴史について詳しく調べてみました!
・ヨコハマNOWとは
2010年5月にネット上の情報誌「ヨコハマNOW」を創刊し、2020年6月10日までに122号を発行しています。また、ヨコハマNOWでは、登場していただいく「人」も、Webサイトを制作しているスタッフもすべてボランティアです。これから月1回を目途に、更新しています。
・ヨコハマNOWについて
「横浜」は東京から近い観光スポットとして老若男女を問わず人気があります。お洒落な元町のお店や美味しい中華街のお店は、テレビ・雑誌で何度も取り上げられています。しかしながら、巷に溢れている情報からは、横浜で働いている「人」、暮らしている「人」の姿は見えてこないのです。
横浜の「人」の姿を多くの方々に知ってもらいたい・・・そんな想いからヨコハマNOWを立ち上げました。先人が築いてきた「横浜」、そして今の「横浜」、これからの「横浜」を「人」を通して伝えていきたいと思っています。
ヨコハマNOWホームページ http://yokohama-now.jp
・環境新聞とは
環境新聞とは、東京都新宿区四谷に本社のある環境新聞社が発行している、環境・公害関係に特化している専門紙です。毎週水曜日に発行されており、環境問題に関する幅広い内容が掲載されています。
・環境新聞の歴史
環境新聞社は、1965年11月、現在の環境新聞の前身である『環衛公害新聞』を創刊し、スタートしました。その後、1970年の公害国会と環境庁が発足された時代の動きに呼応する形で、題字も1971年には『環境公害新聞』に改名されました。また、地球サミットとも呼ばれた「環境と開発に関する国連会議」が開催された翌年の1993年には『環境新聞』へと改め、グローバル化する環境問題を適切に捉え、情報発信を行っています。
~編集方針~
持続可能な社会を構築するためにはグリーン経済・成長の実現が必要です。そのためにはこれまで以上に自然資本や環境・エネルギービジネスに投資を振り向け、市場を創造し、技術革新を促すことが求められています。今後、環境・エネルギービジネスの拡大は、環境保全の進展と雇用の創出を促し、地球環境を回復させる大きな原動力になっていくはずです。
こうした中、環境新聞は美しい地球環境を守り、未来世代に伝えていくために、環境・エネルギービジネスが持続可能な社会を実現するコア産業として健全に発展するよう、新環境時代のリーディングペーパーとしてその使命を全うしていきます。
環境新聞ホームページ http://www.kankyo-news.co.jp