森永製菓グループは、「おいしく、たのしく、すこやかに」のビジョンのもと、「食」を通じて社会課題の解決と持続可能な社会の実現を目指し、ステークホルダーと連携・協働して、CSR活動を推進しています。
2018年には、持続可能な社会の実現に向けた新たな方針・体系図を策定し、よりCSR活動に力を入れてきました。
今回は、そんな森永製菓グループのCSR活動について紹介したいと思います!
CSR基本方針
① 「食」を通じた価値の提供
食の安全・安心な品質を追求するとともに、食による心とからだの「おいしさ」「たのしさ」「すこやかさ」に資する価値を提供しています。
② 次世代育成
未来を担う子どもたちの心とからだのすこやかな成長を応援し、次世代育成に貢献しています。
③ 地球環境・社会への配慮
地球環境や社会に配慮し、循環型社会の構築と持続可能なサプライチェーンの形成を目指しています。
社会への取り組み
① 1チョコ for 1スマイル
この活動は、チョコレートの売上でカカオ生産国の子どもたちの教育環境整備を支援するものです。
特別月間に森永チョコレートの対象商品の売上1個につき1円を寄付しています。
2008年から10年間の累計金額は2億円を超えました。
その結果、学校・衛生環境の改善、農家の技術指導、学校に通える子どもたちの増加などに貢献しました。
② 子供向け支援
現在、ITの発達などによる社会環境の変化により、子供の直接的体験の場が減少しつつあります。
森永製菓グループでは、「食育体験」「自然体験」「スポーツ体験」の観点から、年齢ごとの成長過程や発達課題に応じた体験型のプログラムを提供しています。
③ ベルマーク活動に協賛
森永製菓グループは、1960年のベルマーク運動の開始当初から継続的に活動に協賛し、学校設備や教材の充実や、ハンディを背負いながら学んでいる子どもたちを支援しているベルマーク活動を応援しています。
環境への取り組み
① 環境にやさしいパッケージ
14枚チョイス
個包装の大きさをそのままに、重なり部分を少なくして、プラスチックフィルムの使用量を削減しています。
ミルクココア スティックタイプシリーズ
スティック袋の一部に植物由来のプラスチックを使用しています。石油由来の原料に比べ、温室効果ガスの排出量を、ライフサイクル全体で約1.1トン/年削減しています。
12粒 ハイチュウ
ハイチュウを包む紙の幅を縮寸しています。さらに製品をまとめるトレイの板紙も薄くすることで、全体の使用量を削減しています。
森永のやさしい米麹甘酒
容器に「カートカン」という国産材・間伐材を利用した環境にやさしい紙製容器を使用しています。
森永チョコレート「ダース」
包装紙にFSC認証紙を使用しています。FSC認証とは、責任ある森林管理をされた森林及びその他の管理された供給源からの原材料からつくられた製品に対する国際森林認証制度のことです。
② 「森永製菓グループ調達方針」の制定
生物多様性の維持・保全と生態系の保護を目的とし、地球環境に配慮した原材料の調達活動に取り組むことを盛り込んだ「森永製菓グループ調達方針」を制定しています。
このように、森永製菓は現代社会が抱える様々な問題の解決のため、積極的に取り組みを行っています。
CSR活動は、企業と消費者の相互の理解が必要だと思います。私たちもCSR活動についての知識をつけ、企業の取り組みに協力していきましょう!
森永製菓ホームページ
https://www.morinaga.co.jp/company/
新発田
今回は、AmazonがやっているCSR活動をご城下いしたいと思います!!
ところで、皆さんCSR活動とは何かご存じですか??
CSRとは企業が社会に対して責任を果たし、社会とともに発展していくための活動です。安心・安全な商品やサービスの提供、人権の尊重、公正な事業活動の推進、環境への配慮などが代表的なものです。
・AmazonのCSR活動
「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」という企業ビジョンを掲げ、慈善活動、災害救援活動、環境への取り組みなど幅広い分野でCSRの活動に取り組んでいる。
東日本大震災の際には、現地で必要とされているものを迅速に購入、お届けする「ほしい物リスト」や被災地の商品を集めた特集「食べて・飲んで・使って東日本の復興を応援」を行いました。また、Amazonの社員が震災後、月に一度瓦礫撤去作業や農地復旧作業、募金活動などを行いました。
Amazonはサステナブルな未来を目指し、積極的に活動しています。「2019年9月、AmazonのCEOであるジェフ・ベゾスはGlobal Optimismとの間で、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)に調印しました。Amazonはこの誓約書に署名をした初めての企業となります。同誓約では、パリ協定の達成目標である2050年よりも10年早い、2040年までに「炭素ゼロ」(二酸化炭素排出量の実質ゼロ化)の達成を約束するものです。」とホームページに記載されています。具体的には、2024年までに再生可能エネルギーの電力比率を80%に、2030年までには100%達成、さらに世界中の森林再生プロジェクトに1億ドルを投資することが明記されています。
アマゾンジャパンでは、サスティナビリティを目指す有志団体が環境に関するさまざまな啓蒙活動を行っています。2019年のハロウィンイベントでは、「サステナビリティ」と「ギブバック」をテーマに掲げ、「3R」を体験するコーナーを作りました。3Rは、Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(リサイクル)を指します。
タリーズコーヒーは、アメリカ・ワシントン州シアトル発祥のコーヒーのチェーン店です。日本ではタリーズコーヒージャパン株式会社(以下タリーズコーヒー)が経営を行っており、国内に735店舗あります。「地域社会に根ざしたコミュニティーカフェとなる」を理念に掲げ本格的なコーヒーを提供すると同時に、CSR(企業の社会的責任)活動も積極的に行っている企業です。今回は、タリーズコーヒーが行っている環境保護への取り組みを調べてみました。
【1】 タンブラー30円引き
ドリンクを購入時にタンブラーやマグカップを持参すると、全てのドリンクが30円引きになります。これらを持参することで、使い捨ての紙カップやストローなどの使用を減らすことができます。
【2】バイオマスプラスチックを25%配合したストロー
店舗でアイスドリンクとともに提供しているストローの素材を変更し、バイオマスプラスチック(植物由来の非分解性プラスチック)を25%配合したストローへの切り替えが行われました。長さも以前より3センチ短くすることで、CO2の排出の削減につなげています。バイオマスプラスチックの導入により、化石資源への依存度が低減され、資源循環性が向上するだけでなく、地球温暖化の原因とされるCO2の排出の削減につながります。
【3】シルバースキンの紙ナプキン
タリーズコーヒーは、平成24年7月下旬より、コーヒー豆の皮(シルバースキン)を配合した環境にやさしい紙ナプキン「シルバースキン配合紙ナプキン」を使用しています。シルバースキンとは、コーヒー生豆を焙煎する工程で取り除かれる薄い種皮のことです。「シルバースキン配合紙ナプキン」は、グループ会社である株式会社伊藤園が溝端紙工印刷株式会社と共同開発したリサイクル紙ナプキンです。 ㈱伊藤園が販売する「TULLY’S COFFEE」シリーズなどのコーヒー飲料製品の原料豆を焙煎した時に発生するシルバースキンがリサイクルされています。
【4】コーヒー豆かすを再利用した名刺や封筒を導入
2016年より焼却予定のコーヒー豆かす(店舗で発生したもの)の一部が再利用され、紙製品として名刺や封筒に使用されています。タリーズコーヒーは、環境省が推進する「COOL CHOICE」の取り組みにも参加をしています。この取り組みは、低炭素社会実現のため 省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など温暖化対策に関する「賢い選択」を促すもので、この取り組みに賛同し参加している企業は、省エネに関して取り組むものに「COOL CHOICE」マークをつけることができます。そのため、この名刺と封筒には「COOL CHOICE」のロゴが印字されています。
【5】ポリプロピレンをテイクアウト用プラスチックカップに採用
冷たいドリンクのお持ち帰り容器はポリプロピレン(PP)樹脂製を採用しています。 PPは樹脂の中で比重が低く、CO2の排出を抑制し、優れた強度を持っている素材です。 また燃やしても有毒物質であるダイオキシンが発生せず、環境に優しい素材であることから2008年より採用されています。
【6】LED電球
タリーズコーヒーは、東日本大震災が発生した夏の東京電力・東北電力管内での電力共有不足に対応するため直営店全店へLED電球を導入し、 夏の節電計画に取組んでいました。その後、全店舗にてLED電球を使用しています。 独自にオーダーしたLED電球へ切り替えにより、省エネとCO2削減に貢献しています。
調べた結果、タリーズコーヒーではこれら6個の環境保護活動に取り組んでいることが分かりました。その他にも、子供たちへの支援を行っているNGO団体「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」への寄付や、骨髄バンクパンフレットを病院内店舗にて設置するなど多様な方面へのCSR活動を行っています。私自身もドリンクの美味しさだけでなく、積極的なCSR活動を行っている点からもますますタリーズコーヒーを利用したくなりました。
タリーズコーヒージャパン株式会社ホームページ
https://www.tullys.co.jp
富士フイルムグループの創業の原点と言える写真フイルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、その原点を大切にするために、環境保全を前提にCSRに取り組まれています。
下記はその一例を挙げさせて頂いたものです。
・アイス(ICE)・プロジェクト
→富士フイルムグループでは、従業員(約2万人)を対象に、2008年春から ワークエリア、ライフエリア全般に関わるCO2排出量の削減を目指したチーム活動「アイス(ICE)・プロジェクト」(ICE=Ideas for Cool Earth)を実施されています。
・健康経営宣言
→富士フイルムグループは、社会に新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続けるために、従業員が心身ともにいきいきと働ける健康づくりを積極的に推進すること、そして「100年を生きる時代」の社会の人々に、生きる力、生きる楽しさを提供していくことを宣言されています。
・富士フイルムソフトウエア株式会社環境活動
→ソフトウエア開発やITインフラサービスを通して、地球環境の維持や、豊かな生活の実現に貢献しようと、宣言されています。
・直営ショップ「WONDER PHOTO SHOP」を東京・原宿にオープン
→新しい写真の楽しみ方を伝えるために、「スマホ時代の新しい写真店」をコンセプトにオープンされました。
・2030年目標
(1)2030年度までにCO2排出を30%削減(2013年度比)
(2)2030年度までに社会でのCO2排出削減50百万トンに貢献
→カーボン・オフセットをすると、開発途上国の支援に繋がります。カーボン・オフセットに使われるCO2排出権は、途上国のクリーンエネルギー創出などの支援プロジェクトに出資することで得られたものだからです。
支援先 :ケニア オルカリア地方
・地熱エネルギー 拡張プロジェクト
→このプロジェクトは、「地熱エネルギーによる再生可能電力」の開発をすることで、化石燃料由来電力の代替えとなり、温暖化ガスの削減に貢献しています。また、この地熱発電所の開発・運用により、地元の若者の雇用やインフラの建設・改善がなされました。例えば、この地域の畜産用貯留池の整備では半年間水を貯留できるようになり、6つの学校の建設や、水道の拡張のより多くの住民が恩恵を受けています。
支援先:バングラディシュ
・レンガ産業の製造効率改善プロジェクト
→バングラディシュで最も利用されている建築材料のレンガは、効率の悪い旧式のレンガ窯で製造されており、最大の温室効果ガス(GHG)排出源であり、大気汚染の原因にもなっていました。このプロジェクトは、エネルギー効率の良いレンガ窯の導入を支援することで、温暖化ガスの削減のみならず、深刻な環境汚染の緩和、同国のエネルギー問題、および産業廃棄物処理問題などが改善されました。また、このプロジェクトによって、このセクターにおける労働安全衛生基準が設定され、労働環境の改善が図られています。
支援先:ホンジュラス エスペランザ地方
・水力発電プロジェクト
→ホンジュラスの貧困率は75%で、その大半が農村部です。農村人口の約37%しか電気が普及していません。この支援プロジェクトは、ラ・エスペランサ水力発電所の設備構築および修復をすることで、安定した電気エネルギーをエスペランザの町に供給し、薪の消費量を削減することで温暖化ガスを削減することができます。また、地元の雇用の創出や、水力発電設備周辺の荒れた森林の整備や植林、道路のメンテナンスなどが進んでいます。
・2050年度までにエネルギー使用によるCO2排出をゼロにする目標を発表
→環境配慮型の製品やサービスの普及により社会のCO2削減に貢献し、自社の事業活動からのCO2排出をオフセットすることを目指していらっしゃるようです。
環境に配慮した製品を世に送り出しても、その効果が認識されなければ製品は普及せず、CO2削減貢献には繋がりません。この課題を解決するため、独自の環境配慮製品認定制度である富士フィルムグループ「Green Value Products」認定制度を導入されました。自社製品のライフサイクルにおける環境負荷低減効果を評価し、ランク分けして、顧客に分かりやすく示しています。 横畠、村上
「水と生きるSuntory」というこのフレーズは、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
サントリーホールディングス株式会社は、「水と生きるSuntory」という理念を掲げ、サントリーグループとしてサスティナビリティの活動を行っています。
サントリーグループが実施しているサスティナビリティへの取り組みは、
主に4つあります。
・商品、サービス
・環境
・文化、地域貢献
・ダイバーシティー経営
今回、私達はこの取り組みの「環境」について詳しく紹介していきます。
環境分野の中でも、
・環境経営推進
・自然環境の保全・再生
・環境負荷低減
・環境コミュニケーション
があり、自然環境の保全・再生の活動一環として「天然水の森」を行っています。
「天然水の森」とは?
「天然水の森」とは、地下水の安全・安心と、サステナビリティ(持続可能性)を守るためにサントリーグループが『工場で汲み上げる地下水の2倍以上の水』を、工場の水源涵養エリアの森で育んでいます。そのために、弊社水科学研究所を中心として工場の水源涵養エリアを特定し、その周辺の行政や森林所有者と森林整備の中長期的な協定を結び、「天然水の森」を設定しています。
サントリー「天然水の森」は、2003年熊本県・阿蘇からはじまり、2019年3月に「天然水の森 北アルプス」(長野県大町市)を新たに加え、15都府県21箇所、約12,000haまで広がっています。
<天然水の森>整備目標
① 水源涵養林としての高い機能を持った森林
② 生物多様性に富んだ森林
③ 洪水・土砂災害などに強い森林
④ CO2吸収力の高い森林
⑤ 豊かな自然と触れ合える美しい森林
(次世代環境教育などのフィールドとして 活用
50年、100年先を見据えた森づくり
同じ森はひとつとしてありません。
サントリーグループは、
それぞれの「天然水の森」がどんな特徴や課題を抱えているのか、という
まずは課題発見を実施しています。
科学的根拠に基づいた調査・研究(Research)をベースに、
その森に最適なビジョン=活動整備計画を立て(Plan)、
プロによる整備作業(Do)、結果の検証(Check)、
改善や再調査(Action)といった、R-PDCAのサイクルを回しています。
様々な問題に、まず謙虚に耳を傾け、地元の皆さんとともに知恵を絞り、かけがえのない自然の恵みを子どもたちや孫たちの世代へ、その先の未来へつなげるために、サントリーは「天然水の森」活動を続けています。
このように、日本の飲食産業のサントリーグループも社会貢献のため、環境保全のため、
取り組みを開始しています。
この機会にぜひ、個人でできる環境保全や社会貢献についての活動をしてみませんか?
大森
日本オラクルは、米国企業オラクルコーポレーションの日本法人として、1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ハードウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。
日本オラクルはCSR活動を幅広く行っており、主に5つ挙げられます。
1. 25年以上にわたってダイアン・フォッシー国際ゴリラ基金に資金を提供
現在、野生に生息するマウンテン・ゴリラは、約900頭までに減少している。ダイアン・フォッシー国際ゴリラ基金は、絶滅防止と、ルワンダとコンゴ民主共和国にある生息地の保護のための活動を行っている。監視、研究、教育の活動を支援するために、オラクルは四半世紀以上にわたって多額の資金援助と金銭以外の寄付を行っている。
2. エネルギー効率において業界平均より66%減を達成
オラクルは、データセンターで節電に取り組んでいる。たとえば、アメリカ合衆国ユタ州の施設では、外気を使用する独自の冷却システムを採用しており、冷却の90パーセントをこれによって賄っている。
3. 約100か国、年間220万人の学生へ教育支援
オラクルでは、スキル習得とデザインの課題を組み合わせた数日間のプロジェクトを通じて高校生を指導している。受講者は、コーディングと電子エンジニアリングを学習し、そのスキルをデザイン思考に基づいた問題解決に応用している。
更に、コンピューターサイエンス、エンジニアリング、数学、環境科学の教育で素晴らしい活動を行っている世界の非営利組織をサポートしている。
4. 米国LGBTの人権団体Human Rights Campaignから最高評価を獲得
米国の人権団体Human Rights Campaign Foundationは、LGBTの社員に関しての企業のポリシーと実践を査定している。オラクルは最高評価の100パーセントを獲得し、「LGBTの平等性で最適な職場」として認定された。
5. 年に71トンの紙、段ボール、缶、ビン、プラスチックをリサイクル
リサイクルは、オラクル全体で優先的な課題である。北米の施設のカーペットに使われている素材の54パーセントはリサイクル素材だ。これは103.7トンに相当する。また、購入および使用するコピー用紙の100パーセントにリサイクルの認定を受けた素材が含まれている。
このように、日本オラクル株式会社は、様々なCSR活動を行なっているということが、実際に調べてみて、わかりました。みなさんもぜひ、企業のCSR活動について調べてみてはいかがでしょうか?
参考文献:https://www.oracle.com/jp/corporate/ 豆腐谷、北村